アドバンス・インプロワークショップはインプロの基本を学んだ人が、さらにインプロをトレーニングしていくためのワークショップです。説明やふりかえりは短くして、ゲームをどんどんやっていきます。そしてインプロに関するさまざまな考え方や技術を「知っている」から「できる」に変えていくことを目指します。
アドバンス・インプロワークショップは現在お休み中です。インプロに興味のある方はベーシック・インプロワークショップへお越しください。
For who?
誰のためのワークショップ?
インプロがもっとうまくなりたいインプロ経験者
このワークショップはすでにインプロをやったことがある人が、もっとうまくなるためのワークショップです。すでにやったことがあるゲームはより深く、またあまりやったことがないゲームにもチャレンジしていきます。そしてインプロの質を深め、幅を広げることを目指します。インプロ経験者でチャレンジしたい気持ちがある人であれば誰でも参加可能です。
インプロのトレーニングをしたい俳優
パフォーマンスとしてのインプロを学ぶことは「舞台の上で自由であること」「パートナーと深く関わっていくこと」「お客さんの興味を引きつけること」を目指していくことです。そしてそれは俳優にとっても重要なことです。参加にあたってはある程度のインプロ経験があることが望ましいですが、舞台経験とチャレンジ精神があればインプロは未経験でも参加可能です。
What’s the difference?
普通のインプロワークショップとの違いは?
日本で行われている(そしておそらく世界で見ても)ほとんどのインプロワークショップは初心者向けの考え方で行われています。それに対してこのワークショップは次のような考え方で行います。
Training
「知っている」から「できる」へ
キース・ジョンストンはインプロのゲームを「5000回やってください」と言うことがありますが、知ることはそのうちの1回目に過ぎません。大事なゲームは繰り返し扱い、「知っている」から「できる」に変えていくことを目指します。
Performance
お客さんの興味を引きつける
舞台の上で行うゲームはプレイヤー同士のゲームであると同時に、プレイヤーとお客さんとのゲームでもあります。このワークショップはゲームをただやるだけではなく、いかにゲームでお客さんを引きつけるかについても学んでいきます。
Theatrical
演劇として成立させる
演劇にはこれまで積み重ねられてきたさまざまな考え方や技術があります。このワークショップではそれらも扱い、インプロを演劇として成立させることを目指します。演劇の知恵を身につけることはプレイヤーとして大きな武器となります。
Games
このワークショップで扱うゲーム
このワークショップでは次のようなゲームを扱います。初心者向けに行うゲームも、やり方を変えて難易度をあげたり、お客さんに見せるという観点から行っていきます。
次どうなるの?
基本は2人組で行うゲームです。ひとりが相手に「次どうなるの?」と尋ね、相手は「森へ行きます」というように提案をします。尋ねた人は提案にインスパイアされたら実際に2人でそれを演じます(森の中を歩く)。提案されたことをしたら、再び同じ人が「次どうなるの?」と尋ね、提案する人が再び「小屋を発見しよう」というように提案することでストーリーを作っていきます。ただし、尋ねた人が提案にインスパイアされなかった場合はかわいく「ノンッ(Non)」と言って終わります(役割を交代するバージョンなどもあります)。
インプロ初心者はアイデアを受け入れていくこと(Yesと言うこと)が大事ですが、経験者は正直にNoと言うことが大事です。「まぁこんな感じ」で進めていくのではなく、自分が本当にワクワクできるアイデアで進めていきます。それがお客さんにとってのワクワクになります。
慣れてきたら人数を増やして行います。3人で行う場合、提案されたアイデアにひとりでも「ノンッ(Non)」と言ったらそのアイデアは却下します。人数が増えると難しくなりますが、そのぶんよりよいアイデアを発見するトレーニングになります。
ハットゲーム
基本は2人で行うゲームです。横並びの椅子に並んで座った2人が、帽子(ハット)を被ってシーンを行います。そしてシーン中、相手が今ここにいない(考えている・ぼーっとしている)と思ったら相手の帽子を取る、というゲームです。勝負は一発勝負で、帽子を取るか、取られそうになって避けるかすれば勝ちです。反対に、帽子を取られるか、取ろうとして避けられると負けです。勝負がついたらシーンは終了します。
インプロ初心者はただこのゲームを一生懸命やるだけで十分ですが、経験者はお客さんの期待も意識する必要があります。負けたくないからといって安全にやっていると、お客さんは退屈します。反対に、リスクを取っていればたとえ負けたとしてもお客さんは喜んでくれます。
セイムステータス
基本は2人で行うゲームです。自由にシーンを行いますが、そのときに相手と同じステータスを演じます。ただしあくまでもゲームなので、ひとりがステータスを変えるチャレンジをしても大丈夫です。そうしたらもうひとりもそのステータスについていきます。
相手のステータスを意識しながら演じることより、演技がいきいきとしたものになります。同時に、ステータスを変えることでシーンに波が生まれます。パフォーマンスとして行う場合、お客さんの期待も意識する必要があります。同じステータスが続くとお客さんは退屈し、ステータスを変えすぎてもお客さんは混乱するので、お客さんにとってちょうどいい変化を見つける必要があります。
ステータスは「高い」「低い」を知るだけで、実際のシーンには活かせていないことが多いですが、セイムステータスを練習することでシーンに活かしやすくなります。
He Said / She Said
基本は2人で行うゲームです。Aさんが「ただいま」とセリフを言ったら、Bさんが「と言って、彼はプレゼントを取り出した」とAさんを行動させるゲームです。次はBさんがセリフを言い、AさんがBさんを行動させます。この順番でシーンを続けていきます。
ルールが複雑なので、インプロ初心者にやってもらうことはほとんどありません。しかし中級者以上の人はチャレンジすると学びが多いゲームです。
インプロでは「会話をするだけで行動をしない」という状態がよくあります。これは「Talking Statue(しゃべる彫刻)」と呼ばれる状態です。He Said / She Saidをやると、シーンに行動が生まれます。そしてそれが変化につながっていきます。
はじめのうちは行動がなかなか浮かびませんが、慣れてくるとすらすら出てくるようになります。そしてそれはどのシーンでも活かすことができます。
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参加者の感想
Details
詳細
- 日時
- 2019年8月30日(金) 19:00~21:45
- 場所
- 全日程:三田フレンズ 第1音楽室
- 対象
- インプロもしくは舞台経験者でインプロのトレーニングをしたい人
- 参加費
- 2,500円(25歳以下1,500円)
- 定員
- 10名
- 講師
- 内海隆雄
- 持ち物等
- 飲み物をお持ちください。また、メモを取りたい場合は筆記用具もお持ちください。服装は普段着で大丈夫ですが、少し動くこともありますのでスカートはお避けください。
- 申し込み
- 下記フォームよりお申し込みください。
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お申し込み
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