写真は前回公演「Carbon Copy」より。
今月の16日(土)・17日(日)に、仮面劇おもての「女たちの一生」に出演します!
これまではざっくりと「演劇とダンスの中間的な作品」と言っていましたが、もう少し詳しく紹介しようと思います。(なぜならこの作品は稽古場でクリエイションをしていて、その全貌がようやく見えてきたから!)
どんな作品?
その名の通り「女たちの一生」を描く作品です。70代〜80代の女性たちにインタビューをして、それをもとに稽古場でクリエイションを行ってきました。作品は戦前・戦中・戦後・現在と進んでいきますが、しかし一般的な「主人公がいて、困難があって、乗り越えていく」というものではなく、いろいろな女性の人生をスナップショットのように見せていく作品になっています。
男性たちは何をするの?
女性たちは仮面をつけて女性の役を演じますが、男性たちは今回「黒子」を演じます。といってもただの黒子ではなく、物を出したり片付けたり、女性たちを支えたり持ち上げたり、それから普通に男性役になったりもします。そんなやたらアクティブな黒子で、それはこの作品の見どころのひとつだと思います。ちなみに黒子だけど服装は上下白です。
どんな人におすすめ?
アート系の作品が好きな人におすすめだと思います。今回の作品は「演劇とダンスの中間的な作品」と言ってきましたが、同時に美術的な要素もあるなぁと思っています(仮面劇は「動く絵画」みたいなところがある)。また、仮面劇が日本で見られる機会はほとんど無いので、演劇全般に興味がある人にもおすすめです。ヨーロッパ的な仮面劇の手法と日本的なテーマが混ざっていて、本当に珍しい作品だと思います。
TPAMに参加しています
この作品はTPAMにフリンジとして参加しています。TPAMとは「国際舞台芸術ミーティング」のことで、国内や海外の演劇が集まっているフェスのようなものです。東京の人からすると会場は横浜と少し遠いですが、他の作品もたくさんやっているので、観劇ハシゴも可能です。同じ日だけでもこれだけの作品が行われています。
https://www.tpam.or.jp/program/2019/?filter=.date–20190216%2C.date–20190217
最後に
いろいろと書いてきましたが、仮面劇は究極的にはお客さんの想像によって完成する演劇だと思います(全ての演劇がそうであると言えますが、喋らない仮面劇はその割合がとても高い)。だから実際に見てみたら、僕がここに書いているものと全く違う印象を受けるかもしれません。それもまた楽しからずや。残り1週間になって、作品はぐんぐん良くなっています。ご興味ある方はぜひお越しください。どうぞよろしくお願いします!
仮面劇おもて「女たちの一生」
TPAM2019フリンジ参加作品
70代〜80代の女性たちへのインタビューをもとに、平成が終わり昭和が遠くなっていく「現在地」から、もの言わぬ仮面を通して昭和と平成を生きて来た彼女たちのこれまでとこれからを流行歌にとともに語る無言劇。
▼出演
江戸川カエル/緒方彩乃/下村理愛/田中理恵
上本竜平/内海隆雄/鈴木しゆう/福田寛之
▼スタッフ
構成&演出:福田寛之
振付:上本竜平(AAPA)
舞台美術:Reona Tatekawa
仮面製作:anonymous・佐藤 成行・黒木歩
音楽:小畑亮吾
照明:片田好美
映像:北川未来
制作:不参加
パンフレット:いつか床子
制作協力:仮面屋おもて
▼日時
2019.2.16(Sat.)〜17(Sun.)
16(Sat.)15:00 /19:00
17(Sun.)11:00 /15:00
※上演時間60分程度
※受付開始・開場は開演の20分前
▼会場
若葉町ウォーフ
神奈川県横浜市中区若葉町3-47-1
◆京急「黄金町」徒歩4分
◆京急「日ノ出町」(急行停車駅) 徒歩8分
◆地下鉄ブルーライン「阪東橋」徒歩7分
◆JR「桜木町」徒歩15分
▼料金
前売 2500円(25歳以下:2000円)
当日 3000円(25歳以下:2500円)
※全席自由
※25歳以下チケット利用時は、当日年齢が分かる身分証を提示
※未就学児入場無料
(事前に「女の一生」特設サイト「お問い合わせ」よりご連絡下さい)
▼「女たちの一生」特設サイト
http://bricolage-rl.com/womenslife/
▼お問い合わせ
「女たちの一生」特設サイト内のお問い合わせより