5月7日(日)ディレクションワークショップふりかえり

昨日はディレクションワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

前半はスポンタネイティーの赴くままに自由にやり、後半は人間の行動を丁寧に見ていくということをして、非常に充実した時間となりました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

勇気づけることとチャレンジすることはキャッチボールのようなもの

「自由にやっていいよ」と言っても人は自由になれない。人は無意識のうちにチャレンジすることを避けている。だから勇気づける必要がある。
勇気づけることとチャレンジすることはキャッチボールのようなもの。勇気づけられるとチャレンジしやすいし、チャレンジされると勇気づけやすい(チャレンジしている人を見ると自然と応援したくなる)。

インプロのワークショップに来るような人はみんないい人だから、「勇気づける気持ち」は持っている。でも気持ちを持っているだけでは十分ではない。実際に「勇気づける行動」をする必要がある。

物事を前に進める

インプロは物事を前に進めるアート。会話をするのではなく、行動をする。会話は行動を遂行するためだったり、行動の意味を伝えるためにあればいい。行動をせずに会話をすると物事はどんどん複雑になり、前に進めるのが難しくなる。

そのシチュエーションでその人物が取りうる行動の可能性を探求する。どんなに困難な状況でも人間が取れる行動は必ずあるし、みんなでアイデアを出し合えばその選択肢を増やすことができる。そして行動の選択肢を増やすことは価値観を広げることであり、自由になること。

次回は今週末14日(日)にインプロワークショップを行います。アメリカに行って帰ってきてからワークショップが大きく変わっていますので、お久しぶりの方も初めましての方もどうぞ起こしください。よろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter