1月29日(日)ディレクションワークショップふりかえり

昨日はディレクションワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回はディレクターがプレイヤーを助けるための実際の方法として、ストーリーテリングについてかなり掘り下げてやってみました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

まずは相手に気を配ることから

ディレクターはプレイヤーに貢献する存在。そして相手に貢献するためには常に相手に気を配っている必要がある。気を配るとは頑張ることではなく、萎縮することでもなく、ただ気づいていること。気を配っていれば自分が何をしたらいいか分かる時がある。そしてそれが分かったらあとは勇気を持ってそれをやるだけ。

ストーリーテリングは冒険

ストーリーは主人公が困難に巻き込まれ、そして解決していくもの。即興でストーリーを作ることに不安を感じると、困難を簡単なものにしたり、すぐに解決したりしてしまう。より困難に進んでいくためにはパートナーへの信頼が必要になる。そしてパートナーへの信頼があればひとりでは進めない未知の場所まで進んでいくことができる。

ディレクターの仕事は多層的

ディレクターはプレイヤーの様子に気を配りつつ、ストーリーにも気を配る必要がある。プレイヤーだけに気を配ると終わらせる以外の助ける方法が取れなくなるし、ストーリーだけに気を配るとプレイヤーを置き去りにしてしまう。だから難しいのだけど、リラックスして見ているお客さんは全てに気づいていたりする。簡単だから自然体でいるのではなく、難しいからこそ自然体でいる必要がある。

来月は2月5日(日)にインプロワークショップ、2月12日(日)にディレクションワークショップを行います。どちらもまだ空きがありますのでご興味のある方はお越しくださいませ。どうぞよろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter