5月14日(日)インプロワークショップふりかえり

今日はインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回はインプロがはじめての方もいらっしゃったため、インプロの基本となる考え方からはじめましたが、最終的には全員でストーリーをつくるところまでいき、駆け抜けるような3時間となりました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

PerformすることはPerfectであること

インプロは即興だから文字通り完璧に行うことはできないし、そもそも台本芝居でも完全無欠なものなどない。しかし、舞台を見ていると「完璧だ」と思う瞬間がある。それは役者が自分のパフォーマンスをパーフェクトだと信じてやっているからこそ生まれるイリュージョン。

「うまくいくこと」だけをパーフェクトだと思うと自分が小さくなってしまう。「うまくいったりいかなかったりすることを含めてパーフェクト」だと信じられるようになれば自分の全てを舞台の上にのせることができる。

「創造性を開く」から「行動力を開く」へ

これまでのワークショップでは「創造性を開く」というテーマでインプロを教えていることが多かったけれど、アメリカから帰ってきてからは「行動力を開く」ということをテーマにしている。アイデアが思い浮かぶだけでは十分ではない。実際に行動してみてはじめて相手に伝えることができる。

「どうしようもない」と思うようなシチュエーションでも何かしら行動できることはある。インプロはその可能性を探求し、実際に勇気を持ってやってみる学びでありアート。

来月はディレクションワークショップ1回(日程未定)と特別企画を6月25日(日)10:00~16:30に予定しています。特別企画はスペシャルな回となりますのでご興味のある方は今から予定を空けておいてください。今後ともどうぞよろしくお願いします!

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter