昨日はディレクションワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。
今回は「相手にいい時間を与える」という観点からシーンをディレクションしてみるとどうなるかということを試してみて、その結果この考え方の力強さをあらためて感じる時間となりました。
以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。
ディレクターも失敗していい
インプロでは失敗が許されているし、それは祝福されているとすら言えるかもしれない。しかしディレクターになると失敗してはいけないと考えてしまいがちになる。実際にはディレクターも失敗していい。ディレクターが失敗をオープンにすればシーンを終わらせることができる。
今ここで相手にいい時間を与える
未来のことを考えるのではなく、ただ今ここで相手にいい時間を与える。それは演技においてもストーリーテリングにおいてもいい影響を与える。インプロをやっていて不安になると、習慣的に相手を切り離してしまう。だからそうなっている自分に気づいて意識的に考え方を変える必要がある。
ディレクションの方法はひとつではない
今回は「相手にいい時間を与える」という観点からディレクションを行ったが、それがディレクションの全てではない。お客さんが期待しているものを放り込んだり、プレイヤーをスポンテイニアスにするという観点からディレクションをすることもできる。ディレクターの仕事はマルチタスクで難しい。でもだからこそ面白い。
9月からは連続ワークショップを始めるため、ディレクションワークショップはしばらくお休みにするかもしれません。そのかわり連続ワークショップの中でディレクションについても扱う予定です。こちらはまだ参加者を募集していますので、ご興味ある方はどうぞお申し込みください。どうぞよろしくお願いします。