8月9日(水)インプロワークショップふりかえり

昨日はインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回はインプロの基本的な考え方を丁寧に扱った後に、「見る」ことから始める演劇を深めていきました。短い時間の中でしたが、やりやすいところから始めて最後はアーティスティックなものが生まれていたと思います。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

がんばらない

筋肉に力を入れてがんばることは自分を強くする「感じ」がするけれど、実際には弱くなっている。がんばらないでいると自分が弱いような「感じ」がするけれど、実際には力が出るようになっている。それはアイデアを出すことでも同じこと。

たくさん失敗する

人間には失敗する自由があるが、それは大人になる過程で失われていく。しかしインプロの場では失敗が許されていて、もっと言えば祝福されているとすら言えるかもしれない。失敗をオープンにすれば、その場所はより自由になっていく。

「見る」ことから演劇を始める

自分の頭の中で考えたアイデアを使うのではなく、そこにあるものを使って即興をする。そうするとお客さんと一緒に進んでいくことができる。そして舞台の上でやることを少なくすればするほど、お客さんの想像力は働き出す。本当にがんばらないからこそできる、とっても繊細なインプロがある。

インプロワークショップは来月も蔵前4273で行います。大事なことは毎回扱いつつ、同時に少しずつ変化も加えていきますので、今回いらっしゃった方もはじめての方もどうぞお越しください。詳細は近日中にアップしますのでもう少々お待ちくださいませ。今後ともどうぞよろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter