7月30日(日)アレクサンダーテクニークとインプロのワークショップふりかえり

一昨日はアレクサンダーテクニークとインプロのワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回はアレクサンダーテクニークとのコラボワークショップらしく、インプロパートもひたすら「やりすぎ」をやめていくワークショップでした。そしてやりすぎを辞めていくと、より自然にそこにいられて、見ている人と一緒にシーンを作っていくことができるのだと改めて分かりました。

以下はワークショップでのいくつかの発見です。

「即興する」に潜む信念に気づく

特に制限をせず「即興してください」と言って即興してもらうと、その人が持っている「即興する」に対する信念が分かる。「相手に合わせなきゃいけない」「決めなきゃいけない」「展開しないといけない」……それらの信念に気づいて、手放していく。

即興性は待つこと・見ることの中にある

即興性は何かをしようとする時ではなく、むしろ待っている時に現れる。何かをしようと頑張るのではなく、ただ待ってみて、ただ見てみる。そしてそこで発見したものを表現すれば、見ている人と一緒にシーンを作っていくことができる。

困っていることに気づく

即興は秘密ではないから、困っていることを隠す必要はない。むしろその中でどうするかをお客さんは見ている。困ったときに頑張ってどうにかしようとするのか、一旦待ってみて自分が本当にやりたいことを発見するのか、その違いは大きい。そしてその選択をするためには、まず自分が困っていることに気づく必要がある。

前回はアレクサンダーテクニークとインプロとの繋がりをなかなかうまく実現できなかったという反省がありましたが、今回はだいぶその繋がりを発見することができたと思います。次回はもっとその繋がりを強めて、シーンの中でより積極的にアレクサンダーテクニークを使ってみることを試してみたいと思っています。

次回のアレクサンダーテクニークとインプロのワークショップは9月17日(日)に行います。今回いらっしゃった方もはじめての方もどうぞお越しください。詳細は近日中にアップしますのでもう少々お待ちくださいませ。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter