1月25日(土)ベーシック・インプロワークショップふりかえり

1月25日(土)はベーシック・インプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回のテーマは「コミュニケーション」でした。「演技をする」と言うと何か特別なことのように感じますが、演技の基本はコミュニケーションです。今回はインプロを通して、自分のコミュニケーションについてふりかえる時間となりました。

以下ワークショップのふりかえりです。

コミュニケーションはうまくいかなくてもいい

「インプロでコミュニケーション」と言うと、「コミュニケーションがうまくなる」ために行いがちです。しかし僕はそれよりも「コミュニケーションがうまくいかなくても大丈夫になる」ことのほうが大事だと思います。

コミュニケーションがうまくいかなくても大丈夫だと分かれば、人は色々なことを試すことができます。そしてその中で自然とコミュニケーションがうまくなっているのが理想だと思います。

普段のコミュニケーションに気づく

今回のワークショップでは、パークベンチのシーンで「普通でいる」ことを試してもらいました。しかし、その「普通」が人によってそれぞれ違うのが印象的でした。

インプロをすると、自分の普段のコミュニケーションの傾向が出てきます。それは決して「悪い」ものではありません。しかし、それに気づけば他の選択肢を取ることもできます。それは自分がより自由に、貢献できるようになっていくプロセスです。

恐れがなければより深いコミュニケーションができる

ワークショップの後半は、検閲を取り除くことから、今ここにいること、共感することへと進んでいきました。これらは別々のことのようですが、全てつながっていることです。

表現に対する恐れがあると、人は頭の中に入ってしまい、相手と一緒にいることができません。表現に対する恐れがなければ、今ここで相手と一緒にいることができます。それは自分と相手がダイレクトに出会うような体験です。

今回のワークショップでやったゲーム

・名前を呼ぶ
・ふきん・ぞうきん・モップ
・元気が出るゲーム
・インタビュー
・ボックス席のシーン
・パークベンチのシーン
・箱から取り出す
・サムライゲーム
・傾聴ワーク

次回のベーシック・インプロワークショップは2月22日(土)に高円寺で行います。

今回参加してくださった方もどうぞ引き続きご参加ください。各回完結ですので、次回が初めての方でも大丈夫です。みなさまのご参加をお待ちしています!

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter