昨日は演技のためのインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。
今回は「身体的に演じる」をテーマに、前半は相手と一緒にいるためのゲームを行い、後半はルコックの本に書いてあるエレメントを使ってのシーンを試してみました。全体として「何かに囚われない」ということがポイントとなりました。
以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。
シンプルに相手と一緒にいる
相手と一緒にいながら、自分にも空間にも時間にも気づいている。そうするとシンプルにそこにいることができる。相手だけに意識を集中して、入り込んでしまわないように注意する。「相手とひとつになる」というのは幻想で、やっぱり自分と相手は別の人。でも愛を持って一緒にいることはできる。
思いやりがある方が相手と一緒にいられる
たとえ勝負するタイプのゲームであっても、本当に戦おうとすると相手と一緒にいられなくなる。あくまでもゲームであり、遊び。勝とうとしない。勝ち負けに一喜一憂しない。その方が結果として勝つこともできるようになる。禅のような世界観。
身体に意識を向ける
セリフや展開ではなく、身体に意識を向ける。そうすることで思考に入り込むことを防ぐことができる。エレメントを使った演技は思考を置いておくため、自分の枠を超えるために非常に使える。ただし実際に使えるようになるためには繰り返し繰り返しやることが必要。
今回は身体をテーマにしたこともあり、着実に進んでいく・深まっていくワークショップとなりました。今後もしばらく身体性重視でいきますが、次回9月29日(金)はその中でも「待つ」ということをテーマにやってみようと思います。単発での参加も受け付けておりますので、ご興味ある方はお申し込みください。どうぞよろしくお願いします。