10月4日(水)インプロワークショップふりかえり

昨日はインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回もキース・ジョンストンのインプロの基本的な考え方を話しながら進めていきました。基本的なことでも丁寧にやると毎回発見があるのだなぁと思う時間となりました。

以下はワークショップでの発見です。

「この人の前なら失敗してもいい」と思われること

ゲームの感想の中で出てきた「この人だったら失敗しても笑いに変えてくれるだろうと思った」という言葉がすごく素敵だと思った。「この人だったら失敗しても許してくれそう」と思ってもらえることはインプロバイザーとしてとっても重要なことだし、人としても重要なことだと思う。

何かをすることより受け取ること

舞台に立つと何かをしようと頑張ってしまいがちだけれど、実際にはパートナーが意識的・無意識的に発していることを受け取ることの方が重要かもしれない。それを受け取ることができたら、あとはそれに対してシンプルに返していけばいい。

インスパイアしあうことによって未知へと行ける

インプロの面白さは予想外のところへと行けること。プレイヤーが未知へと踏み込んでいるとお客さんは分かるし、プレイヤーができる範囲でこなしていてもお客さんは分かってしまう。しかしひとりで頑張っていても未知へは行けない。お互いにインスパイアしあうことによって自然と未知へと踏み込んでいくことができる。

インプロワークショップは来月も11月8日(水)に蔵前4273で行います。大事なことは毎回扱いつつ、同時に少しずつ変化も加えていきますので、今回いらっしゃった方もはじめての方もどうぞお越しください。今後ともどうぞよろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter