12月18日(日)インプロワークショップふりかえり

今日はインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今日のワークショップは丁寧にはじめて途中にわっとふざけて最後はシリアスシーンまでいく、というジェットコースターのような時間になりました。途中からは教える方も完全に即興で、ただその先を見てみようという探求的な時間となりました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

即興は気づきながら学んでいくもの

即興を学ぶということは、やり方を学ぶというよりも、とりあえずやってみてその時の自分に気づくこと。気づいていないと同じようなことを繰り返してしまう。気づけば次は別のことを試すことができる。そうしているうちにだんだんと自分の可能性が広がっていく。

演劇は人を変える・人から変えられる遊び

日常では人は人を変えないようにしているし、人から変えられないようにしている。しかし演劇には変化が必要。そしてそのためには遊び心がなによりも重要。遊び心があれば人は自然と変えたり変えられたりできる。遊び心がなくなると全てが不自然になってしまう。

舞台の時間と客席の時間

多くの人は舞台に立つと「何かをしなければ」と思って全てを急いでやってしまう。しかしお客さんはそれよりもずっと待てるし、その余白に想像力が働き出す。舞台の上でただそこにいるということの力強さ。それを実現するためには余裕という意味での「遊び」が必要。

次回は1月14日(土)の17:30~20:30に行います。第三インプロ研究室のワークショップはこれまで日曜の昼にやっていましたが、珍しく土曜の夜にやってみます。「土曜の夜なら行ける!」という方はぜひお越しくださいませ。来年もどうぞよろしくお願いします!

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter